ちなみに、日本の残業の過労死ラインは1カ月あたり80時間です。平日に、8時間労働をして、子供の送り迎えや子育てに3時間かかるとすると、1日に3時間の残業時間と同じようなものです。

 休日も食事や世話で6時間取られるとすると、平日が3時間×5日で15時間。休日が2日×6時間で12時間 週に27時間の残業相当の労働。1カ月だと108時間の残業時間相当の労働ということになります。

 30時間ぐらい減らしたいけど、どうしたらいい?と相談してみると、子育ての大変さが共有出来るのではないかと思います。

 例えば、週末の1日はベビーシッターを雇ったり、実家に預けたりすると、6時間×4日で24時間分の労働が減ることになります。

 営業で稼いでる人ならお金で解決して家族円満のほうがいいですよね?という説得の仕方も出来るのではないかと……。
 

夫婦で話し合ってみた

ゆか「私が短い回答の時は、君が長いの法則」

ひろ「課題が二つだったからね。心の病になってそうだな、ってのは2人とも思った様子だけど、君はどこでそう判断した?」

ゆか「共働きで子どもが夜泣きする年齢、夫に協力は求めてたが、叶わなかったこととか、文面から追い詰められてそうって思った」

ひろ「おいらは『暗がりで泣いている子をあやしていると、飲み屋ではしゃぐ夫の姿が脳裏にちらつき』ってところかな」

ゆか「日中は会社、帰宅すると育児が待っている。夜泣きする年齢ということで、子どもは1歳未満〜1歳半くらいと推測すると、産後の疲労、育児の疲労が蓄積する上に睡眠不足も重なったヤバい状態。

 さらに、旦那さんに協力を得られないまでは事実だろうけど、不在時に旦那がどんな状態で過ごしているかってところで想像にとらわれちゃってる感もあって、だいぶ事態は深刻そうだなと」

ひろ「子供にもよるけど、赤ちゃんが、寝たいのに寝れないから泣いてるっていう悪循環になってるパターンを日本で聞くんだよね。赤ちゃんって意識が統一されていなくて『寝たい』と『遊びたい』が同居してたりして、本当は寝たいのにそこで持ち上げて抱っこしたりあやしちゃうと、寝れないから不快になっちゃうことがあるらしい。

 人が抱えてないと寝ないという習慣漬けにもなっちゃうから、横に居て、安心感は与えるけど、ほっとくっていう欧米式に変えたほうがいいと思うんだけどね」

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夜泣きを減らすトレーニング