■埼玉栄高校(埼玉・私立)4人
瀬戸大也(競泳)、西本拳太(バドミントン)、伊達清武(水球)、元木咲良(レスリング)。瀬戸は16年大会、21年大会に続き3度目の出場となる。西本は同校を卒業後、中央大に進み、全日本学生選手権男子シングルスで3連覇を果たした。彼は母校を表敬訪問した時、抱負をこう語っている。「皆様に元気と勇気を与えられるよう、金メダルを目指し、ダークホースになりたいと思います」(同校ウェブサイト)
■青森山田高校(青森・私立)4人
佐藤大宗(近代五種)、志田千陽、永原和可那(以上、バドミントン)、錦織圭(テニス)がいる。佐藤は同校で開かれた壮行式の際、こう語っている。「オリンピックで歴史を変えるのが目標なので、一番良い色(のメダル)を取れた時には、この映像を見れて良かったな、この人たちに会えて良かったなと思える試合をしていきたいと思っている」(青森朝日放送ニュース24年6月25日)
■東亜学園高校(東京・私立)4人
松山恭助、敷根崇裕、吉田健人(以上、フェンシング)、平野優芽(7人制ラグビー女子)。フェンシング部はインターハイ優勝10回という強豪だが、高校からフェンシングを始める部員は少なくないようだ。学校の部活動案内では新入生にこう呼びかけている。「フェンシングは、他のスポーツと違い、初心者でも充分活動ができる競技です。毎年インターハイに出場しています。当然、放課後の活動は元気いっぱい、熱気に溢れています」(同校ウェブサイト)
■桜花学園高校(愛知・私立)4人
全員がバスケットボール女子で、高田真希、馬瓜エブリン、馬瓜ステファニー、山本麻衣。
馬瓜姉妹はガーナ出身の両親とともに日本国籍を取得。姉の馬瓜エブリンと高田は21年大会銀メダルのときのメンバーだ。バスケットボール部は圧倒的強さを誇り、インターハイ25回、国体22回、ウィンターカップ 24回の優勝を数える。
■岐阜各務野高校(岐阜・公立)4人
全員がホッケー女子で、小川里佳、鈴木美結、永井葉月、永井友理。
学校が所在する各務原市はホッケーが盛んな地域であり、少年チーム、実業団チームが活動している。女子ホッケー部は、前身の岐阜女子商業高校から数えてインターハイ優勝25回、準優勝17回という圧倒的強さを誇る。
「岐阜国体を契機に、1963年創部。岐阜国体で優勝してホッケー部の礎を築き、その後約60年間にインターハイ、国体などの全国大会で74回優勝しています。また、日本代表選手も約50名輩出。1980年度より、韓国、マレーシア、オーストラリアなどのホッケー主要国に海外遠征を計画し、頻繁に国際交流を図っています」(同校ウェブサイト)。