かん・ちゅんどさん(55)/インデックス投資アドバイザー、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。夜ぐっすり眠れる資産運用を推す(写真:本人提供)

 4資産均等型の投資信託はどれくらいのペースでお金を増やせるのか? 直近1年間の運用実績は20%弱で、3年間と5年間では9~10%台。20年の春以降、国内外の株価は順調に上がってきたので、このリターンは「出来過ぎ」かも。

「このタイプの投資信託と似た四つの資産で運用するGPIFの想定利回りは1.7%。よって約2%を目安としましょう」

 NISAでは投資で得られた利益がすべて非課税になる。バランス型に慣れたらリスク資産を増やしていくのはどうか。

「最初からがんばりすぎなくていいのです。毎月5万円をNISAで積み立てるなら、4資産均等のバランス型に4万9千円、全世界株式に千円の配分で様子を見るのはどうでしょうか」

(金融ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2024年7月15日号より抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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