紅葉と美食を同時に楽しむ――。秋の京都ならではの醍醐味だ。美景もごちそうな空間でこだわりの料理に舌鼓を打てば、記憶に残る景色と味に、京都旅行もより充実するはず。8月6日に発売されたばかりのASAHI ORIGINAL 紅葉ガイド特別保存版「秋の京都2024」が、「紅葉ビューな京ランチ」を特集している。厳選された10軒の中から、5軒をオンラインでも配信したい。
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東福寺 栗棘庵(りっきょくあん)/京都駅エリア
通常非公開の東福寺塔頭・栗棘庵で、「京料理 髙澤」のお弁当をいただくことができる。食事客だけが観賞できる栗棘庵の庭園は、ため息が出る美しさ。10月最終土曜から12月初旬の期間中のみ、門前に掲出される看板が目印だ。紅葉の庭園を眺めながら特別なひとときを過ごしたい。
嵐山 熊彦/嵐山エリア
渡月橋畔に位置する絶景ランチスポット。嵐山を望む2階の個室で、旬の会席料理を満喫するぜいたくは、何物にもかえがたい。ただし、2階の個室が利用できるのは、会席料理(1万3200円~)を予約している場合のみなので要注意。「たん熊北店」の流れを汲む名店の京料理とともに、存分に堪能してほしい。
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南禅寺 順正/南禅寺エリア
180年以上前に開かれた学問所を継承。伝統的な和の空間で、京都の名水が育んだ名物湯豆腐を自家製タレにつけていただく。回遊式庭園を備えた趣のある空間とともに、心ゆくまで楽しみたい。
京野菜と炭火料理 庵都(いほと)/南禅寺エリア
ホテル「ふふ京都」内にあるレストラン。プライベート感のある席からは、紅葉の庭園を一望できる。京野菜や旬の食材を使ったこだわりのランチ「福重膳(ふくえぜん)」が人気で、予約は必須だ。