倉邉雅朗さん(右)、倉邉今日子さん(撮影/写真映像部・和仁貢介)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年7月29日号では、美容師の倉邉雅朗さんと美容師でアイリストの倉邉今日子さん夫婦について取り上げました。

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妻が23歳、夫が25歳のときに結婚。長女(26)、次女(23)は独立、三女(20)、犬と暮らす。

【出会いは?】最初に勤めた美容院の先輩と後輩。

【結婚までの道のりは?】出会いから3カ月後に交際開始。4年間の交際の後、独立を見据えた夫から妻にプロポーズ。

【家事や家計の分担は?】家事の分担はしておらず、できるほうがやる。お財布、家計は一緒。

夫 倉邉雅朗[52]warp DiVA 美容師

くらべ・まさお◆1971年、新潟県生まれ。窪田理容美容専門学校卒業。都内2店舗で美容師を経験後、99年にwarp hairオープン。2006年に(株)ドリームワープ設立。11年、warp DiVA(東京都練馬区)をオープン。18年、代表を妻に譲り、美容師に専念

 若い頃は、早く独立したい、店を大きくしたいという願望がありました。28歳で最初の店舗をオープンさせ、その後2店舗目を出し、39歳で現在のトータルビューティーサロンwarp DiVAをオープンしました。

 経営者兼美容師として走り続けてきたけれども、47歳になる前に「自分の本当にやりたいことって、経営ではなく美容師なんだ」と気づいたんです。自分はあくまでも職人なのに、経営をしているとそれに追われて、大好きな美容師の仕事に専念できない。大変なジレンマでした。妻に相談したところ「じゃあ、代わります」と。夫婦の関係って、自然に変わる時があると思うのですが、それが自分の人生では代表を降りて美容師に専念することになった時だったと思っています。

 人生の中で今が一番楽しくて充実しています。妻は、自分の人生においてのギフトだと思っています。3人の娘を立派に育てあげてくれて感謝しています。これからも最高のパートナーでいてください。

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三島恵美子

三島恵美子

ニュース週刊誌「AERA」編集部で編集や記事執筆、書評欄などを担当。書籍の編集も多数経験。

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