ただ古田島以外にもここ数年を振り返ってみても滝中瞭太(Honda鈴鹿→2019年楽天6位)、阿部翔太(日本生命→2020年オリックス6位)、末包昇大(大阪ガス→2021年広島6位)、小木田敦也(TDK→2021年オリックス7位)、上川畑大悟(NTT東日本→2021年日本ハム9位)、船迫大雅(西濃運輸→2022年巨人5位)、福永裕基(日本新薬→2022年中日7位)など低い順位で指名されながら、早くから戦力となっている社会人出身の選手は多い。今年のドラフトでも、そんな掘り出し物と呼べる選手が出てくる可能性も十分にあるだけに、7月19日に開幕する都市対抗野球など今後の社会人野球の試合にもぜひ注目してもらいたい。(文・西尾典文)
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。