野手は昨季チームのワールドシリーズに貢献するなど、ここ数シーズン安定した数字を残していたレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手(元巨人)が今季は苦戦気味。64試合の出場で打率.211、13本塁打、40打点、OPSが.679となっている。ともにア・リーグ2位の39本塁打、107打点を記録した昨季の打棒が戻ってくるか注目したい。
他にはナショナルズのジョーイ・メネセス一塁手(元オリックス)も昨季は154試合で打率.275、13本塁打、89打点の好成績を収めたが今季は56試合で打率.237、2本塁打、31打点。ガルシアと同じく成績を下げている。また、ジャリエル・ロドリゲスと同じく亡命からメジャーに挑戦したオスカー・コラス外野手(元ソフトバンク)も10試合の出場にとどまるなど、野手はいずれの選手も目立ったプレーができていないのが現状だ。
ここで挙げた選手以外にも、ダイヤモンドバックスのスコット・マクガフ(元ヤクルト)、ブレーブスのピアース・ジョンソン(元阪神)、エンゼルスのマット・ムーア(元ソフトバンク)、レッズのニック・マルティネス(元日本ハム、ソフトバンク)など中継ぎ投手が大半を占めるが、これからどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。また、日本では苦しんだ選手が意外な活躍を見せてくれるだけに、メジャーリーグの中継を見る際は元助っ人がどこかにいないかもぜひ注目して欲しい。