そのほか、リリーフではマイケル・トンキン(元日本ハム)が“紆余曲折”を経て名門ヤンキースのブルペンを支えている。2018年に1年のみ日本でプレーしたトンキンは、昨オフにメッツと契約を結ぶも今シーズン開幕直後の4月にDFAとなり、その後に金銭トレードでツインズに移籍。そして、移籍先のツインズでもDFAとなった後、再びメッツが獲得するもその直後にまたDFAに。最終的にウェイバーでヤンキースに拾われることとなった。

 ヤンキース加入後は、ここまで14試合に登板して1勝1敗1セーブ、防御率0.89をマーク。当初は負けているゲームでの登板が多かったが、ここ数試合は重要な場面でも起用されるようになってきている。

 先発投手ではメジャーに復帰した2018年に最多勝を獲得したマイルズ・マイコラス(元巨人)が14試合の登板で4勝6敗、防御率4.85とパッとしないが、その傍らで好投を続けているのがブルワーズのコリン・レイ(元ソフトバンク)だ。

 2021年からブルワーズでプレーするレイは昨季もキャリアハイの6勝を挙げたが、防御率は4.55と安定感を欠いた。だが、今季は開幕から13試合(うち11試合が先発)に登板して、5勝2敗、防御率3.31。早くも昨シーズンの勝利数にあと1勝に迫るなど先発投手としては最も結果を残している元NPB助っ人となっている。

 ほかでは、昨年3月のWBC出場後に亡命していたキューバ出身のジャリエル・ロドリゲス(元中日)は、昨オフにブルージェイズ入りするも怪我もあり現在はマイナーで調整中。メジャーではここまで4試合に先発登板して、0勝1敗、防御率4.11と微妙な数字となっているが、チーム傘下の3Aでは7試合(うち6試合が先発)で17回1/3を投げて26奪三振、防御率0.52と圧倒的なピッチングを見せている。5年総額3200万ドル(約50億2000万円)の契約を結び、年齢も27歳と若いだけに今後のブレイクに期待したいところだ。

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野手で活躍している元助っ人は?