2024年のパリ五輪は7月26日に開幕。男子の5人制バスケットボールは翌日27日から8月10日まで開催される。
日本代表は、昨年沖縄アリーナなどで行われたワールドカップで48年ぶりとなる自力出場が決定。2016年のBリーグ発足以降、男子バスケットボールの実力は急激に向上しており、それに合わせてバスケ人気も高まっている状況だ。
そんな中で迎えるパリ五輪だが、先月17日にバスケ王国アメリカが代表選手12人を発表。八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)のチームメイトで“師匠”と言われるレブロン・ジェームズらが名を連ねた。
アメリカは昨年のワールドカップで4位に終わった。それだけに、大会終了後からジェームズが王国復権に向け五輪出場への強い意欲を見せており、今回のメンバーもアメリカの威信を賭けたロスターになっている。
なにしろジェームズを筆頭に、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、デビン・ブッカー(サンズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ドリュー・ホリデー(セルティックス)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)とスーパースターがずらり。ワールドカップは若手主体だったが、今回は最強メンバーを揃えてきたと言える。
ロンドン五輪での金メダル獲得など過去にも五輪経験があるジェームズだが、カリーは遂にオリンピック初参戦。2021年の東京五輪でアメリカの五輪史上最多得点記録を更新したデュラントなどベテランから、ハリバートン、エドワーズなど将来のNBAを背負うスターまで隙のない布陣となっており、スティーブ・カーHCのもと当然ながら金メダルの最有力候補となっている。