アンチ「前リュック」派の言い分
“前リュック”をマナー違反とは考えていないそうだが、それではなぜ、「手にさげて持つ」と「荷物置きを利用する」という2つだけを案内しているのか。
実は2023年度に同社に寄せられた、65件もの「車内でのリュックのマナーに関するご意見・ご要望」のうち、「前に抱えるのではなく手に持つように周知してほしい」という意見があったのだという。
前に抱えることで、一体どのような問題が起きるのか。Xをのぞくと、数々の“アンチ・前リュック”コメントが散見された。
「電車内でリュック前背負いしても面積変わらないからおろして足元に置くか棚に置いてほしい」
「前にするの関東圏にきてよくみるのよね。前に抱えて肘張ってスマホだから、邪魔」
「リュックを前に抱えて電車に乗る人、背後には気遣うくせに目の前の人間にはぶつかり倒すのなんで…」
なかには、“前リュック”をしたくてもできない深刻な事情を抱える人もいるようだ。
「(妊娠によって)お腹がますます突き出てきて、通勤電車でリュックを前に抱えるのが苦しくなってきた」
「私は心臓が圧迫されるのがヤバい病気なので、リュックを前に背負うことができない」
「私は満員電車でもリュックは背負ったままが多いです。理由は痴漢対策。前は自分で見えるし手で防ぐこともできますが、何も背負っていない背中は正直無防備な状態です。痴漢の多い車内で自分を守るために背負っています。少しは理解して頂きたいです」