娘の机を置いてみんなが使う書斎として生き返りました/アフター
娘の机を置いてみんなが使う書斎として生き返りました/アフター

 夫はもともと仕事の関係で離れて暮らしていたが、コロナの影響でほぼリモートワークになったため一緒に住むように。夫の荷物が増えた上に、夫も片づけが苦手。家の中はますます散らかってしまいました。やっと一緒に住めるから幸せなはずなのに、毎日イライラが募る日々。

 どうにかしたいと思っていたタイミングで、家庭力アッププロジェクト®の存在を知りました。

「説明会に参加して、『家の心地よさは、人生の心地よさ』という言葉に衝撃を受けました。どんなに仕事で成功しても、家が心地よくないと人生が心地よくない。さらに、家族が心地よくないと、私自身も心地よくないな、と思いました」

 これまで片づけの本を20冊ほど読んでもできなかった経験から、自己流ではまた失敗すると思ったリーナさんはプロジェクトの参加を決めます。

 リーナさんには同居している夫と娘、そして一人暮らしをしている息子がいます。息子は中学生のときから不登校になり始め、大学進学をきかっけに一人暮らしをしているものの、また大学に行けない日々が続いていました。

 一時的に息子が家に帰ってきても、大学をどうするかで話し合ってぶつかり合うことも。「みんなが集まる家を心地よい場所にしたい」と思い、リーナさんは苦手な片づけと向き合うことにしました。

 片づけを始めると、「なぜ今まで気づかなかったんだろう?」ということの連続でした。

 娘の部屋は家の出入り口から1番遠い場所にあり、学校から帰ってきても手前にあるリビングでずっと過ごしていました。もちろんランドセルもリビングに置きっぱなし。でも、片づけを進める中で、娘がリビングに近い書斎に机を置きたいと言い出しました。

 いざ移動してみると、娘は毎日ランドセルを自分の机に置き、宿題やお絵かきなどを自分の机でするように変わりました。

 同じように、自分たちの暮らしやすさや動きやすさを考えながら散らかったモノの定位置を決めていくと、あるべき場所が自然とわかってきました。さらに、今の生活に必要なモノかどうかの判断がすぐにできるようになり、家から出た不用品はゴミ袋にしてなんと50袋にも。

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