今回6位に入った法政大は6区1位の快走を見せた武田和馬(3年)が残る。17位とシードを逃した順天堂大は三浦龍司(4年)が卒業するが、5000m高校記録保持者の吉岡大翔(1年)の覚醒に期待だ。だが、いずれも優勝争いに加わるには力不足だろう。
令和となって以降の5大会、青山学院大と駒澤大が交互に箱根路を制してきた。その順番を守れば、次は駒澤大の番になるが、果たしてどうなるか。まずは出雲、全日本でどのような戦いになるかだが、その結果がどうなろうとも“王者”青山学院大の強さは変わらず、駒澤大も強さを維持しながら雪辱に燃える。間違いなく、来年の箱根も「2強」の争いになるだろう。ここに平林を擁する国学院大を筆頭に、中央大、早稲田大、東洋大の「第2グループ」が迫れることができれば、さらに“面白い”戦いを見ることができそうだ。