LIVゴルフへの移籍となったジョン・ラーム(ロイター/アフロ)
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 現在ワールドランキング3位のジョン・ラーム(スペイン)が、現地時間7日にサウジアラビア政府系資本がバックアップする「LIVゴルフ」に移籍したことが発表された。

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 これまでも多額の移籍金でビッグネームを引き抜いてきた「LIVゴルフ」だが、ラームの契約金は、一部米メディアの報道によると700億円超えとのこと。MLBロサンゼルス・ドジャースと10年約1,015億円で契約した大谷翔平には及ばないが、その額はゴルフ界でも破格として話題となっている。

「LIVゴルフ」といえば、54ホールのストローク戦をショットガン方式で行い、予選落ちもなし。3シーズン目となる2024年の試合数は14大会と限られた日程で行われていることが特徴で、これは選手にとって、基本的に賞金が出ずに予選落ちがある72ホールの4日間競技で、日程も過密なPGAツアーに比べると格段に魅力的だ。

 それだけに、これまでフィル・ミケルソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ブルックス・ケプカ(米)、ブライソン・デシャンボー(米)など海外メジャーを制してきた大物たちが次々と移籍。「LIVゴルフ」は、これに今季のマスターズでメジャー2勝目を挙げたラームの囲い込みにも成功したわけで、ますますその勢力を広げようとしている。

 そんな「LIVゴルフ」に対しては、“お金でトッププロを買っている”、移籍したプロたちに対しては“お金に目が眩んだ”などと揶揄され、PGAツアーや保守的なゴルフファンなどからは敵対視されている状況だ。

 ところが、PGAツアーとDPワールドツアーは「LIVゴルフ」と今年6月に電撃和解。サウジアラビア政府系ファンドのPIFとの枠組みに関する協定期限を今年の末に設定しており、まだ具体的な進展はないものの統合に向けての道を進んでいるというわけだ。

 そんな中で発表されたラームの移籍。ラームはこれまで2021年の全米オープン、今年のマスターズとメジャー2勝を挙げているが、これで2020年以降のメジャー15戦で「LIVゴルフ」所属のプロが7勝を占めることになり、近年のメジャー勝利数で見ればPGAツアーと「LIVゴルフ」、それぞれに所属する選手たちの実力は遜色ないものとなったことになる。

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ラームが移籍を決断した背景にあるもの