阿蘇をバックに息子と(画像=インスタグラムより)

東京での生活は想像できなかった

 プライベートでは、2015年に離婚。当時1歳の息子と故郷である本県へ移住した。東京を離れることに迷いはなかったのだろうか。

「東京で生活することが、全然想像できなかったんです。だから、熊本に帰ることはそこまで悩みませんでした。周囲からは驚かれましたけど。一人暮らしだったら、東京で暮らしていたと思うんです。友達もいたし、楽しかったですし。でも、小さな子どもと2人での生活となると話は別だなって。自分にとって東京は仕事をする場所だったんだなって改めて実感しました。ありがたいことに上京してすぐ忙しくさせてもらっていたので、ほとんど仕事しかしてなくて、道とか電車の乗り方とか、東京のことを案外何も知らなかったんです。そんななかで子育てするのはハードルが高かったなって思いますね」

 しかし、芸能の仕事は東京に集中している。仕事を失う不安はなかったのだろうか。

「不安もあったと思うんですけど、忘れっぽい性格であんまり覚えていないんですよね(笑)。でも、もしかしたら仕事は全部なくなっちゃうかもしれないなとは思いましたよ。やっぱり芸能の仕事だし、地方にいるタレントをわざわざ呼んでくれるのかなって。それはすごく考えたりもしたんですけど、もし仕事がなくなったとしたら、当時グラヴィティヨガインストラクターの講習を受けていたので、そういった仕事でお金を稼ごうかなとか。あとは母のお店で働かせてもらうことも考えていました」

 熊本での母子2人の生活が長くなるなかで、再婚をしようとは考えなかったのだろうか。理想の再婚相手について問うと、スザンヌさんはしばらく考え込んだ後、しぼり出すように答えた。

「いま思いついただけなので、理由はないですけど、(再婚相手は)3年に1回しか会えないくらいの距離感の人がいいかも」

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