(写真はイメージ/GettyImages)
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  多くの現役アスリートも通うトレーニングジム『IPF』代表のカリスマ最強トレーナー・清水忍さんによれば、ジムに通うなど特別なことをしなくても日常生活の中で運動量を増やすことは可能だ。と清水さんは言う。「家事や通勤などの生活活動の中で消費されるエネルギー量のことをNEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis/非運動性熱産生)といいます。今、NEATを上げること、つまり普段の生活の中の活動量を多くすることが注目されています」。彼が監修した『運動習慣ゼロの人のための疲れない動けるからだをつくるテク』(朝日新聞出版)から、運動量が上がる歩き方のポイントを紹介する。

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一つ目は、「大股で歩く」

 大股で歩くと股関節が鍛えられて、足腰の強化やスタイルアップにつながります。股関節まわりには、歩行のほか、姿勢を保つのに重要な筋肉が集まっています。大股で歩くことは股関節のトレーニングになり、足腰の強化やスタイルアップに大きな効果があるのです。

モデル/Yasmin (REMIX )

 大股で歩く時のポイントは、以下の4点。

 後ろの足のつま先で地面を蹴らないように注意しましょう。地面を蹴ると、ふくらはぎの筋肉の負担が増して疲れやすいです。前に出す足を大きく振り出し、そこに体重をのせることを繰り返して歩くと◎。腕は大きく振り、肩甲骨まわりも動かして。

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二つ目は「移動の時は早歩きする」