5月に記者会見した「PENLIGHT(ペンライト)ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」のメンバー=5月11日、東京都新宿区
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 故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて、ジャニーズファン有志らによって発足した「PENLIGHT(ペンライト) ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」。4万筆を超える署名を集め、ジャニーズ事務所に対して積極的に、ファン目線からの主張を伝えてきた。どんな思いで活動を進めてきたのか。発起人らに話を聞いた。

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 ペンライト発起人の高田あすみさん(仮名)は、ジャニーズ事務所の2回目の会見後、こう感想を話した。

「社長や副社長という立場ではあるものの、タレントの東山紀之さんや井ノ原快彦さんを全面に出して訴えたことで、ファンの『彼らを応援したい』という気持ちを引き出しています。

 ジャニーズのタレントたちは彼らも不安に思うことがある中で、ステージ上では、すごくファンのことを元気づけようと、『安心して。オレたちは、ずっと続けるよ』とか言っています。タレントとファンが力をあわせてこの困難を乗り越えていくという構図が作られてしまっています」

 と危惧しつつ、こう続ける。

「ジャニーズの性加害問題は、長い時間をかけて被害者や社会と関わり続けていくものであり、乗り越えたらそれで終わる障壁ではありません。性暴力が起こらない社会を作っていくためにも、性加害を決してエンターテイメントの一部にしないことを示す必要があると思います」

 そして、こう言うのだった。

「所属の現役のタレントたちで、被害を受けていたと言っている人はいないんですけれど、もしかしたら被害にあっていた当事者かもしれないし、被害にあっていなくてもそういう体制の事務所の中にいたことで、何らかの精神面や心身への負担は凄くあるのではないか。だから、タレントと被害者のケアを両方続けていくためのベストの形を探ってほしい」
 

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