快進撃を続ける慶応高
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 ベスト8も出そろい、さらなる盛り上がりを見せている全国高校野球選手権記念大会。例年、西日本勢が上位に勝ち進むいわゆる「西高東低」の流れになることが多いが、今年は東北が3校ベスト8までコマを進めるなど、東日本の代表が多く勝ち残っている。その中でも、今大会で大きな注目を集めているのが、激戦区神奈川を勝ち上がってきた慶応義塾高校だ。

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 神奈川大会で東海大相模、横浜高校を破った勢いそのままに、甲子園でも初戦で北陸(福井)を大差で撃破。そして、次戦では選抜ベスト4の広陵(広島)をタイブレークの末破り、2008年以来15年ぶりのベスト8への進出を決めた。

 15年前、慶応高をベスト8に導いたのが、前監督の上田誠さん(66)だ。1990年から同校の野球部を率い、2015年に勇退するまでに春夏通算4度、チームを甲子園へと導いた。現在は、野球をする小学生が故障なく競技を楽しめることを目指して活動する「神奈川学童野球指導者セミナー」の代表などを務めている。

 上田さんが監督だった08年夏。ベスト4をかけて戦ったのが、奇しくも今回と同じ沖縄県代表の浦添商業だったという。上田さんは言う。

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