夏の甲子園も後半戦に入ったが、大会後には「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場するU-18侍ジャパンの代表選手も発表される。首脳陣は昨年と同様で、世界一を目指すことになるが、果たしてどんなメンバーになるのか。予想してみたいと思う。
まず過去に選ばれたメンバーを見ても分かるように、大半はこの夏の甲子園に出場した選手になる可能性が高い。昨年も夏の甲子園出場を逃しながら選ばれたのは光弘帆高(履正社→明治大)と内海優太(広陵→明治大)の2人だけだった。これは選手の調整が難しいことからの配慮と考えられる。
もう一つ優先される要素があるとすれば、4月に行われた代表候補合宿に招集された選手だ。2019年も佐々木朗希(大船渡→ロッテ)、浅田将汰(有明→元DeNA)、西純矢(創志学園→阪神)、宮城大弥(興南→オリックス)、石川昂弥(東邦→中日)、熊田任洋(東邦→早稲田大)、森敬斗(桐蔭学園→DeNA)の7人がその年の4月の代表候補合宿に招集されており、3年夏の甲子園出場を逃しながら代表に選ばれている。ちなみに昨年は4月の合宿は行われておらず、そのこともあってより夏の甲子園に出場したメンバーが中心となった。
もう一つポイントになりそうなのが指揮官である馬淵史郎監督(明徳義塾)の目指す野球だ。明徳義塾でも手堅い守備が大きな強みとなっているだけに、守備力の高さは選ばれるうえで重要な要素となるはずだ。また投手もスピードよりもコントロールが重視されることが考えられ、昨年も技巧派の香西一希(九州国際大付→早稲田大)や吉村優聖歩(明徳義塾→巨人)が選ばれている。
【写真】かつて“高校野球史上最高の投手”といわれたレジェンドとは
以上のことから今年のU-18侍ジャパン20人を以下のように予想した。
【投手】
湯田統真(仙台育英)
安田虎汰郎(日大三)
森煌誠(徳島商)
東恩納蒼(沖縄尚学)
木村優人(霞ヶ浦)
増田壮(履正社)
武田陸玖(山形中央)
杉山遥希(横浜)
【捕手】
尾形樹人(仙台育英)
新妻恭介(浜松開誠館)
堀柊那(報徳学園)