「他にもサンプロ アルウィン(松本山雅FC)は美しい緑に囲まれ、空港が近いので飛行機を間近に見られるのも良い。四国各県にあるそれぞれの箱も雰囲気を感じさせる。広島、長崎の新スタジアムも完成したらすぐに足を運びたい」
現在JリーグにはJ1からJ3まで60チーム、その下にはJFLから各地域リーグやアマチュアまで多くのチームがある。同様にスタジアムも数多く存在し異なった個性がある。それらを見て回るだけでサッカー観戦の楽しみが何倍にも広がるはずだ。
「サッカーとスタジアムは切り離せないもの。歴史と伝統が積み重なって独特の雰囲気になる。例えば浦和レッズの本拠地が埼玉スタジアム2002になって長いが、今でも浦和駒場スタジアムを多くの人が愛するのを理解できる。厚別公園競技場(コンサドーレ札幌)もそうだが、以前のホームスタジアムも大事にして欲しい」
Jリーグ100年構想で最初に建設されたサッカー専用の箱は、カシマサッカースタジアムだった。30年の月日が経ち、各地に個性豊かな箱ができるのも当たり前の光景となった。今では海外でプレーする選手も増え、格段に日本のサッカー選手のレベルが上がったが、スタジアムという名のサッカー文化も間違いなく育っている。ロバーツ氏のように本場のファンをも虜にする箱が今後もどんどん増えて欲しいものだ。