筒香が抜けたDeNAは佐野が主将の座を継承し、首位打者に輝くなど球界を代表する選手に成長。筒香退団後に入団した牧は不動の4番となり、今年3月のWBCで侍ジャパンの世界一に貢献した。かつてはオースティン、ソトの助っ人コンビも活躍していたことから、筒香が戦力として必要かというと決してそうではなかった。だが、月日を経て状況が変わってきている。

 「ソトは2年連続本塁打王を獲得するなど主軸として活躍してきたが、近年は衰えが見え始めて今年もファーム降格を経験するなど全盛期の爆発力がない。今季限りで退団する可能性が高いでしょう。オースティンも能力は高いが、故障が多くて計算が立たない。佐野は外野の守備に不安が残るため一塁に回せば、空いた左翼に筒香を組み込める。日本で通用するか未知数の助っ人外国人を獲得するより、筒香を呼び戻したほうがプラスアルファは大きい」(球界関係者)

 DeNAと筒香の関係は現在も良好だ。三浦大輔監督と現役時代にチームメートとして共に戦い、プライベートでも親交が深いことで知られていた。筒香は今オフ、DeNAに電撃復帰するか。米国での成功を目指すか。それとも――。(成績は8月8日時点)

(今川秀悟)

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