優勝候補として前評判が高かったDeNAが失速している。8月4日からの首位・阪神戦(横浜)で同一カード3連敗。最大貯金12を使い果たした。8日からの中日戦(横浜)は同一カード3連勝を飾ったが、相手球団が最下位に低迷していることを考えると今後の戦いを楽観視できない。
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他球団のスコアラーは、DeNAをこう分析する。
「戦力的に見ればリーグでトップクラスの陣容だと思います。先発陣は今永昇太、バウアー、東克樹、石田健大、大貫晋一と力のある投手がそろっている。救援陣は山崎康晃、エスコバーの不調が誤算ですが、ウェンデルケン、上茶谷大河、森原康平は安定している。打線も牧秀悟、佐野恵太、宮崎敏郎、ソト、桑原将志、今季ブレークした関根大気と能力の高い選手がそろっている。普通に戦えば優勝争いするチームです」
2021年は最下位に沈んだが、昨年は2位に躍進。25年ぶりのリーグ優勝が現実的な目標となった今年は3、4月に16勝7敗と見事なスタートダッシュを切った。だが、この快進撃の時から綻びの予兆があったという。