子役、声優、絵本作家と幅広く活躍中の大野りりあなさん。学校や仕事と並行して、習い事やさまざまな検定にもチャレンジを継続中。そんな大忙しの日々に「読書」は外せないと話します。それはなぜでしょう? 読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する笹沼颯太さんが、りりあなさんの「モチベーションと読書の関係」について聞きました。※前編<9歳の子役・大野りりあなに聞く、読書の魅力 「本は自分の世界を広げてくれる大親友」>から続く

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やりたいと思ったら、実行しないと気が済まないんです

――りりあなさんは、今12の習い事をしているのですね。すごい!

 水泳やそろばん、手話やダンスなどを習っています。あと、自分が興味を持ったことを勉強して、検定を受けるのも大好きです。

――検定! どんな検定を受けているのですか?

 ヒップホップ検定や、珠算、手話……英検は準2級、泳力検定は1級をとりました。あと、ユニバーサルマナー検定も1級を取得しました! 

 自分がやりたいと思ったり興味をもったりしたものを調べてみると、それに関係した検定も見つかることがあります。そうなるともう、絶対に受けたくなるんです(笑)。そこでお父さんとお母さんに「この検定を受けたい!」とお願いして、協力してもらいます。

――毎日忙しいのに、すごい……!

「これをやってみたい」「これが知りたい」と思ったら、実行に移さないと気が済まないんです。自分が知らなかったことを「知る」ことがとても楽しくて。そのたびにお母さんは大変なのですが(笑)、いつもつきあってくれて感謝しています。

習い事に励むりりあなさん(本人提供)
習い事に励むりりあなさん(本人提供)

読書は私の休憩時間になっています

――どんなときにリフレッシュしていますか?

 私は学校が遠いので、車で送迎してもらっています。行きは新聞を、帰りは本を読むことが多いんです。私の場合、本を読んでいても車酔いしないので……。お仕事で電車移動のときや、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かしてもらうときも本を読みます。その時間が私の休憩時間、それくらい本が好きです。

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笹沼颯太
笹沼颯太

Yondemy(ヨンデミー)代表取締役。筑波大学附属駒場中学・高校時代に英語の多読塾で指導を受ける。東京大学経済学部経営学科に進み、3年生で中高時代のスキルを活かして友人3人と読書教育サービス「ヨンデミー」を設立。起業や会社の経営、営業、運営のすべてを「本から学びました」と語る。著書に『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

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