【第8ブロック】
・専大松戸 (千葉)、東海大甲府 (山梨)、九州国際大付 (福岡)、土浦日大 (茨城)、上田西 (長野)

 専大松戸(千葉)から上田西(長野)のゾーンはセンバツでも2勝を挙げた専大松戸がリードしている印象だ。エースの平野大地(3年)に注目が集まるが、青野流果(3年)、梅沢翔大(2年)がセンバツ以降に大きく成長。決勝では制球に不安のある平野を登板させずに優勝を果たした。また打線も7試合で62得点をたたき出しており、準決勝で15点、決勝で8点と強豪を相手にも打ち勝っているところにも春からの成長が感じられる。平野が復調してくればセンバツ以上の成績も十分に期待できるだろう。他のチームも東海大甲府は打力があり、土浦日大(茨城)、上田西(長野)、九州国際大付(福岡)の3校は接戦に強いだけに、どのチームにもチャンスはありそうだ。

(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文 1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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