中継ぎ転向後も四死球をキッカケに失点する場面が目立ったが、ここ最近は102マイル(約164キロ)の速球で相手打者をねじ伏せるなど見せ場も作っている。とはいえ、ここまで防御率は9.35。契約期間も1年のため、ここからさらなる盛り返しがない限りはオフの日本復帰も選択肢に入ってくるはずだ。

「筒香は体を絞りキレが出てきたので、NPBの一流投手にも力負けなく振れそう。藤浪は良いものを持っているので復活の可能性もゼロではない。また新庄監督にとっては、阪神の後輩で気にかけている部分もあるのかもしれない。2人が加入すれば戦力、話題の両面で大きいのは間違いない」(日本ハムOB)

「面白いチームになりますよ。未来がね」(新庄監督)

 6月末、チームが5連勝中の時に何気なく口にした未来予想図だが、綿密なプランが立てられているようにも感じられる。今後も“策士”新庄監督の真骨頂が見られそうな日本ハムの動きに注目が集まる。