取り下げたことについては私の意志ですし、後悔はほぼしていません。法廷で真実を語れなかったことについては後悔していますし、黙秘は当時は正しかったと思っていましたが、

今となっては正しいことだったのかどうか自分自身でもわかりません。

あと この事実を外部の人たちに伝えるというのは中々 勇気が必要でしたし、伝えるまでには相当の“葛藤”があったことも事実です。今こうして伝えようと思ったのは、もう上告の取り下げをしたことがやっぱり一番大きいのです。

本件の事については、本件の第一審判決が私は正しいと思っています。ただし Yさんの動機については作文っぽいので違うかなと思いますが……。

第一審判決によればYさんの殺害を決意したのは4階の食堂でテレビを壊したことによってストレスが爆発したということになっていますが、実際は当日勤務してきたときですので事実とは違います。なぜYさんがターゲットになったのかは自分自身でもよくわかりませんが、Yさんがいなくなることによって全体の入居者数と業務量が減ることは事実なので、そういった気持からやってしまったのかもしれません。

自分自身でもよく明確には分からないのです。また転落させたことは事実ですが、Yさんの時は亡くなるとまでは思っていませんでした。それが本心です。

そしてXさんとZさんの動機は心肺蘇生法を“賞賛”されたいとのことですが、当時 介護付有料老人ホームで働いていた私は、当然日ごろから消防ではないので、救急対応をすることが多くなかったため、その自分の持っている技術を人に見せつけたいとの思いから、その気持ちがあの施設で働いていく中で、強くなっていってしまいました。

お二人を転落させてしまいました。また当日の担当職員が後輩の日や違う緊急対応で一緒だった人がいるときに転落させたということもあります。

今はただただ転落させてしまったことについて申し訳なく思っています。この刑を受け入れたいと思っています。

そしてこれまで私が嘘をつき続けてしまったこと、本当に申し訳なく思っています。これからもできる活動はしていきたいと思っていますので、何卒どうかよろしくお願いします>

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