■スタートは遅れても、会ってすぐいい雰囲気に
やむを得ず、約束の時間に遅れてしまうことは、誰にだって起こりうることです。相手から遅刻をおわびする連絡を受けたとき、「承知しました」にちょい足しすると、会ってから和やかになることばを紹介します。
----------
Aさん:申し訳ありません! 前の仕事が長引いて20 分ほど到着が遅れそうです。
Bさん:承知しました、大丈夫ですよ。
↓
Bさん:承知しました、大丈夫ですよ。お気をつけていらしてください。
----------
焦ってドキドキしながら遅刻の連絡を入れたとき、「お気をつけていらしてください」なんてやさしいひとことを言われたら、心の底からホッとしますよね。
待つ側としても、相手が慌てて怪我でもしたら大変です。はやる相手の気持ちを静めてあげましょう。
約束の時間に相手が来ないとなると、多少なりともストレスを感じるものです。このちょい足しは、自己暗示のように、そのストレスも軽くしてくれます。そのため、相手が到着してからの会話がスムーズによい雰囲気で開始できますよ。
私の家は、電車の駅からバスで3つめの停留所のそばです。ただ、その3つのバス停の名称はすべて「◯◯坂」。ですから、初めてお越しいただく際には「3つめの停留所ですよ。お気をつけていらしてくださいね」と、伝えています。
こんなふうに、「暑いのでお気をつけていらしてください」「混んでいるのでお気をつけていらしてください」など、「何に気をつけるか」をさらに足してあげるのもおすすめです。
■失敗で慌てたり落ち込んでいる人に
うっかりしていたり、本調子でないときに、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。それで他人に迷惑をかけると、さらに慌てたり、気持ちがとても沈んでしまうものです。そういうミスでおわびをされたときに使いたい、ちょい足しことばがあります。それが「私もよくやる(ある)んです」。