受験生に貴重なアドバイスを、と本誌が現役学生からグラビアモデルを公募。自身の経験に基づく勉強法、ストレスの解消法、大学生活などを語ってくれる。今週は神戸大学大学院人間発達環境学研究科修士課程の羽瀬彩乃さん(兵庫県立北摂三田高校卒)。
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4歳のときからバレエを始めた。他の習い事はすべて3カ月程度しか続かなかったが、バレエだけはやめようと思ったことは一度もない。
高校3年の7月末、大きなイベントに出演した。
「ローザンヌ(世界屈指のコンクール)に出場されたようなプロの方々も出る舞台。そのオープニングに、バレエ教室の一員として参加させていただけるというお話をいただきました。受験のことは頭にありましたが、どうしても舞台に立ちたくて」
晴れ舞台の後は受験勉強に専念。実家からほど近い神戸大学に入学したのも、
「通っていた教室で、バレエを続けるためです」
昨年、コンクールで入賞。ドイツに短期留学する権利を得た。大学院での研究とバレエの二刀流を続けていく。(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2023年5月19日号