さらにはコロナで打撃を受けたエンタメ、スポーツ界を活性化したいという目的もある。党のアドバイザーがこいう説明する。
「エンタメ業界を活性化させようとしているから、有名格闘家を両脇に置いて奥野さんが演説したこともあった。芸能人やスポーツ選手がちゃんとメシを食べられるようにしたいわけですよ。今、そこに対する政治の目というのは弱いから」
奥野代表は「危機」を口にするが、何を一番訴えたいのか。
「若い人に対してのアプローチですよね。若い人たちに参加してもらうということ。前回の参院選をみても、若い人は選挙にいかない。少子高齢化の時代なのに、若い人が政治参加しないとえらいことになるから、ごぼうの党は気づかせようとしているわけです」
組織票が見込めない「ミニ政党」は、支持政党がない無党派票頼みだ。しかし、安倍晋三元首相の銃撃事件で、自民党に票が流れるとの見方が強く、最後まで厳しい戦いのようだ。
(AERAdot.編集部・今西憲之、上田耕司)