本編を見られない地域の方から「いいなぁ~その番組見たいな」とか「〇〇さんはもう歌いましたか?」という書き込みがあった。そのことにも生配信をしている途中で気が付いた。書き込みのおかげでリアルタイムに色々と気が付かせてもらったわけです。
僕の生配信はフジテレビ社屋内の食堂でやっていたんですが、そこにフジテレビ社長が「頑張ってください」と顔を出してくれたり、編成の偉い方が「お疲れさまです」と言いに来てくれたり、フジテレビ全体で特番を盛り上げるために一体となっている感じも良かった。
本編の出演者の松本人志さんも、収録が終わってから「ありがとうな、裏で」とか、中居(正広)さんからも「竹山さん、裏でありがとうございました!」と声をかけてもらって、本編も裏も一体となって年に一度のお祭りみたいな特番を作っているんだというのが体感できた。なかなかない機会で、久々に面白かったなと思った。
面白かったエピソードはひとつひとつ挙げていくと……あり過ぎですよね(笑)。生ブッキングで本編では新庄剛志監督がシーズン中にもかかわらず出演してくれたのが話題になっていましたが、裏の生配信でも「生ブッキングをやろう」となった。
それで、僕がザブングルの加藤に電話した。今度は加藤が誰かを生ブッキングする番になり、焼き鳥屋で奥さんと外食していたレッド吉田さんを電話で捕まえた。
吉田さんが「なんだそれ」と言いながら、何の事前情報もなくフジテレビの食堂に現れて、本編のゲストと同じタイミングで入ってきてしまった。タイミング悪すぎで、「ちょっと、吉田さん、ゲストがいるから!」と、わざわざ来てくれたのに、本編のゲストを優先したり。その時初めて、吉田さんはなぜ電話で呼ばれたのかを理解した。そんな生配信のドラマがたくさんありましたよね。
テレビって、コンプライアンスが厳しくなってつまらなくなったとか、何もできなくなったとか、色々言われるけど、そういう制約の中でも、面白くできるのはこういうことなんだなと思った。
大人が真剣にふざけるって面白い。一生懸命、ふざけて、たくさんの笑いが起きる――こらからテレビとネットでどういうことができるんだろうと楽しみになりました。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、昨年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録