全国的には無名の存在だったが、プロ1年目だった昨季J2で16試合に出場して手応えを掴むと、チームがJ3降格となった今季は9月15日時点でリーグ戦20試合に出場して得点ランク2位タイの10得点をマークしている。チームは現在、自動昇格圏内の2位・鹿児島と同じ勝点50の3位(1位はいわきFCで勝点54)。まずはJ2昇格が目標だが、近い将来、J1の舞台で暴れ回る姿が大いに期待できる急成長中のタレントだ。

 彼ら以外にも、現在20ゴールでJ2得点王争いのトップを走っているFW小川航基(横浜FC)を筆頭に、左サイドのチャンスメーカーであるMF氣田亮真(仙台)、巧みなポストプレーを見せながら今季11得点を挙げているFW佐藤凌我(東京V)、ボランチとして中盤を力強く支えるMF河原創(本)、世代別代表の常連で今季も安定したプレーを見せている右サイドバックの半田陸(山形)など、J1の舞台でもブレイクできる可能性と能力を持つ選手は多くいる。あと僅かとなった2022年シーズンの中にも、飛躍へのチャンスは転がっている。(文・三和直樹)

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