9月2日放送の「ノンストップ!」では、子ども2人とも勉強嫌いで、子どもの宿題に対しては「塾の宿題やったの? 学校の宿題終わったの?」と、口うるさく言ってしまうと明かしていた坂下。さらに、言っちゃダメなの分かってはいるが「やらないから言うんです!」と親としての悩みながら子育てしていることを話すと、SNS上では「どこのうちでもこうなんだね」「よく言ってくれた!」と、共感の声が上がった。

「毎日の食事について、『どこかで手を抜かないと自分がパンクする。料理が得意じゃない人にしたら3食1カ月以上作るのはきつい』と昨年、同番組で話していて、これも賛同の声がみられました。また、塩こしょうした手羽先を魚焼きグリルで焼くだけという簡単な料理が家族に好評だったので、週に3回出したら夫に怒られたとも。そんなセレブっぽさを感じさせないところも好感につながっているのかもしれません」(同)

■独身時代には八股疑惑も

 一方、坂下といえば、そのあけすけな言動が“苦手”だという視聴者も少なくなかった。00年代には「週刊文春」の「女が選ぶ嫌いな女」でランキング入りしたこともある。

「独身時代は“四股”や“八股”疑惑が共演者などに暴露されたり、舌ったらずなしゃべり方や声の大きさなどが災いし、アンチも多かった印象です。とくに女性視聴者からは嫌われていたと思います。バラエティーで活躍していたときは、ハングリーさを前面に出していたので、それが苦手な人も多かったのでは。しかし、彼女が夫として選んだのは社長やセレブではなく、テレビのカメラマンでした。これを意外に思った人は多かったはずです。結果的に玉の輿婚をしなったことで現在の庶民派イメージにつながり、ママタレやコメンテーター活動をする上ではプラスに働いている気がします」

 過去のイメージからうまく脱却した坂下は現在、意欲的に仕事の幅を広げているようだ。

「4月からはニュース番組『news おかえり』で木曜日のサブMCを務めています。長年レギュラー出演していたNHKの国際情報番組『これでわかった!世界のいま』が昨年3月で終了し、終わったのが寂しくて『ニュース番組をやりたい』と、すぐにマネージャーに伝えたそうです。また、『政府と私たちの気持ちが全然違うな』と、ママ友と話しているうちに、ニュースへの興味や学びたいという気持ちが30代で出てきたとか。既婚女性の目線から、硬派な政治コメントができるようになればさらに彼女の活躍の場は広がるでしょう」

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昔の“ぶりっ子”もプロ意識の表れだった?