芸能評論家の三杉武氏は坂下についてこう評する。

「最近は、独身時代にバラドルとして露出していた女性タレントが、結婚後に家事や育児が落ち着いたタイミングで再び芸能活動を活発化させるケースが目立ちます。若槻千夏さんもそうですね。ママタレはいつの時代も需要があるので、テレビが元気だった00年代に活躍していた坂下さんたちは知名度があって起用されやすいのでしょう。独身時代は自分のことを私ではなく『ちり』と称したり、男ウケを狙ったぶりっ子な発言や行動などが一部の同性視聴者からネガティブな目で見られていましたが、当時から共演者やスタッフ受けは良く、ある意味プロ意識の表れだったのかもしれません。昔から“サバサバ系”のMEGUMさんと公私ともに仲が良いところを見ると、坂下さんも気さくでさっぱりとしたタイプなのでしょう。最近はそうした素の部分が出ていて、同性からの支持も以前よりも高まっている気がします」

 トーク力や空気を読む力など、バラエティースキルも十分持ち合わせている坂下。すでに揺るぎないポジションを確立したと言えるかもしれない。(丸山ひろし)

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