ともに来季就任2年目を迎える日本ハム・新庄剛志監督(左)と中日・立浪和義監督(右)(写真提供・北海道日本ハムファイターズ/中日ドラゴンズ)
ともに来季就任2年目を迎える日本ハム・新庄剛志監督(左)と中日・立浪和義監督(右)(写真提供・北海道日本ハムファイターズ/中日ドラゴンズ)

 日本ハム・新庄剛志監督と、中日・立浪和義監督の就任2年目となる来シーズンの戦いに早くも注目が集まっている。

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 チームの成績的な低迷はもちろん、人気低下からの脱出に向けて昨年オフに2人に白羽の矢が立った。しかし1年目の戦いが終わり、就任時とは立場が変わってきているのは間違いない。

 1年前の今頃はテレビ、雑誌、ネットなどで新庄監督を見かけない日はなかった。自ら「ビッグボス」と名乗り、2023年から使用する新球場(エスコンフィールド北海道)へ向けての切り札となるはずだった。

「新庄監督就任のインパクトは絶大だった。近年の日本ハムは勝てないだけでなく、中田翔の暴力事件など悪いイメージを露呈してしまった。地に落ちたイメージの回復には最高の効果があった」(関東地区テレビ関係者)

 日本ハムは2004年に北海道へ移転してから、熱心なファンサービスでファンを増やした。現在メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)らを育てあげ、2度の日本一を達成するなど結果も出した。

 しかし主力のメジャー移籍などもあり、日本一となった2016年以降はBクラスが定位置となってしまった。今年も「ビッグボス」の就任で注目度はトップクラスだったが、戦前の予想通り厳しい戦いを強いられ、9年ぶりの最下位となった。

「新球場移転を控えて復活へ勝負をかける予定だった。しかし多くの問題が重なり、イメージ回復のため(実績を度外視して)新庄監督を起用せざるを得なかった面もあった。今季はマスコット的な存在でも許されたが、今後は結果を求められる」(日本ハム担当記者)

「(今季は)優勝は目指さないと宣言して多くの選手を試して戦力の把握に費やした。しかし来季以降は勝利が求められる。オフにはトレード、FA補強と積極的に動いている。弱点と見られるブルペン、捕手、二遊間へ適材適所の補強をしたように感じる」(在京球団編成担当)

 今オフは3件のトレードを敢行するなど積極的に動いてる。 阪神との2対2のトレードではポテンシャルが高く評価されているリリーフ右腕の齋藤友貴哉と強肩強打の江越大賀を獲得。また、ドラフトでは“逆輸入選手”として話題になった大型二塁手の加藤豪将を指名。FA市場でも正捕手候補の伏見寅威をオリックスから獲得し、来季へ向け着実に戦力補強を重ねている。

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中日・立浪監督も期待されたが…