「新球場も開場2~3年はご祝儀で客も入るだろう。しかしプロスポーツはファンサービスだけではなく勝利も重要。チーム強化の重要性は無視できない。補強は順調なようなので、野手の清宮幸太郎など期待の若手の成長次第では良い勝負ができそう」(日本ハム担当記者)

 立浪監督も新庄監督と同じく、昨年オフは話題の中心となった。1987年のドラフト1位で中日に入団し、スター選手として長らく活躍した“ミスタードラゴンズ”の指揮官就任は地元を中心に野球ファンの注目を集めた。

「(立浪監督の)名古屋での人気、知名度は抜群で長年『監督待望論』があった。待ちに待った監督就任となったがチームの過渡期にぶち当たった。大変な時期で苦労は尽きないはず」(関東地区テレビ関係者)

 中日は巨人阪神に次ぐ歴史と伝統のある人気球団で、過去9回のリーグ優勝を誇る。しかし落合博満監督時代の2011年シーズン以来、リーグ優勝から遠ざかっており、本拠地バンテリンドームには空席が目立つ状態も続いていた。

 チームの“強さ”を取り戻すと同時に人気回復が至上命令の中、立浪監督に声がかかった。就任1年目から結果も求められたが、終わってみれば見せ場も少なく6年ぶりの最下位に。立浪監督の就任で長年課題となっている打力不足解消への期待もあったが、今季も引き続きチームの弱点となってしまった。

「生え抜きスターである立浪監督誕生は地元・名古屋の政財界、ファンの多くが望んでいたこと。現役時代同様、チームを何とかしてくれると期待が大きい。投打ともに有望な若手は多いので、数年先のブレイクを見据えて周囲が我慢できるかにもかかっている」(中日担当記者)

「投手陣はリーグ上位の力があるので、得点力が上がれば上位争いができる。1、2番の出塁率は高いのでクリーンアップの活躍次第。今まではビシエド頼りのところがあったが、出戻りのアルモンテとMLBで実績があるアキーノが加入。ウイークポイントが減りつつある」(在京球団編成担当)

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