2022年箱根駅伝の様子(写真:松尾/アフロスポーツ/日本スポーツプレス協会)
2022年箱根駅伝の様子(写真:松尾/アフロスポーツ/日本スポーツプレス協会)
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 箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)の季節がやってきた。今回はどんなドラマが待っているのだろうか。エントリー選手には高校時代からすばらしい走力を発揮していた者もいれば、高校時代は無名だったが大学に入ってぐんぐん実力をつけた者もいる。エントリー選手の出身校を調べてみた。

【ランキング】箱根駅伝エントリー選手の出身高校ランキング(全2ページ)

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 トップの仙台育英高校12人は、前回大会から8人増やした。

 同校は全国高校駅伝で8回優勝している。2014年全国高校駅伝に初出場してから9年連続で出場し、19年優勝、20年準優勝、17年と21年3位という、すばらしい成績をあげた。19~21年の主力メンバーが関東の駅伝強豪校に進み箱根駅伝を走るわけだ。同校出身の箱根エントリー選手がいる大学は大東文化大4人、中央大3人、東京国際大3人、明治大1人、立教大1人となっている。

 仙台育英を駅伝強豪校にしたのは、12年に同校陸上部の監督に就任した真名子圭さんの手腕が大きい。真名子さんは大東文化大出身で、在学中は箱根駅伝に4年連続で出場しており、区間賞を取るほどのトップアスリートだった。

 22年、真名子さんは仙台育英高校を離れて、大東文化大陸上競技部男子長距離の監督に就任した。4月、同大学で就任会見が行われ、真名子さんはこう話している。

「近年、私もずっと母校の低迷が気になっておりました。簡単にはもちろんいかないと思っておりますが、学長先生はじめ学園の皆様と手を組んで何とかもう一度箱根駅伝優勝に向けて、チームを復活させたいと思っておりますので、これからどうぞよろしくお願いいたします」(「大東スポーツ」22年4月7日)

 大東文化大は今回、4年ぶりに箱根駅伝出場を果たした。同大学のエントリー選手には高校時代の教え子が4人もいる。どんな走りを見せてくれるだろうか。

■2位は全国高校駅伝「全国制覇11回」の名門校

 2位の世羅高校11人は第1回全国高校駅伝の優勝校である。最近でも20年、21年と優勝し、全国制覇11回を数える。

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世羅高校、駅伝の歴史