謹賀新年。新たな1年の始まりに合わせて、2023年のペナントレースを大予想! 今季のセ・リーグ各球団を分析し、“どこよりも早く”順位を予想したい。
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【1位】DeNA
三浦大輔体制1年目は借金19の最下位だったが、2年目の昨季は貯金5の2位へと飛躍。本拠地ハマスタ17連勝の快進撃はファンに「歓喜の瞬間」を連想させるものがあった。牧秀悟、佐野恵太が充実一途の打線は、オースティンの復活と森敬斗の成長を見込め、何より野手総合コーチからチーフ打撃コーチとなった石井琢朗氏の手腕に期待できる。投手陣では伊勢大夢、入江大生、エスコバー、田中健二朗と中継ぎ陣が強みとなり、守護神の山崎康晃の残留も大きな朗報だ。今永昇太と大貫晋一の2人が柱となる先発に不安があるが、2年目の小園健太が覚醒すれば勢いに乗れる。
嶺井博希がFA流出した捕手陣も含めてまだまだ未完成な部分はあるが、着実にチーム力は高まってきており、昨季同様の快進撃を披露する可能性は大いにある。何より昨季、選手全員が「手応え」と「悔しさ」の両方を味わった中で、今季は「優勝」をハッキリとした現実的な目標に捉えた状態からスタートできる。1998年以来、再び“横浜イヤー”になるかもしれない。
【2位】ヤクルト
“村神様”の大活躍に引っ張られながら、見事な戦いぶりでリーグ連覇を果たした高津スワローズ。今季は「球団初のリーグ3連覇」への挑戦となり、その期待も高いものがあるが、果たしてどうなるか。村上宗隆が成績を維持できるかどうかが最初のポイントになるが、それ以上に打撃不振に喘いだ山田哲人の復調、そして課題の先発投手陣を救うためにも奥川恭伸の復活が必要だろう。
高津臣吾監督のマネジメント力、チームの団結力の中で若手が台頭できる環境が整っており、今季も優勝争いを展開できる「力」は間違いなく持っている。だが、昨季38セーブのマクガフの退団が痛く、守護神が定まらなければ自慢の中継ぎ陣にも影響が出る。3連覇を期待したい。その力もある。だが、他球団からのマークがさらに厳しくなる中で、その道のりは2連覇以上に険しいものになる。