【6位】広島

 佐々岡真司監督が退任し、新たに新井貴浩監督の下でスタートを切るカープ。親しみやすいキャラクターを持つ新指揮官の就任でチームの雰囲気も変わりそうだが、現状は投打に課題が山積している。投手陣では大瀬良大地、九里亜蓮、森下暢仁の先発陣に、守護神・栗林良吏とタレントが揃うが、その他の中堅、若手の台頭が乏しく、駒不足感が否めない。

 野手では坂倉将吾、小園海斗には期待だが、長打力不足は明らかで、すでに退団した丸佳浩、鈴木誠也の穴は依然として埋められていない。そして昨季のチーム盗塁数26は異常とも言える少なさ。かつて、お家芸と言われた「機動力野球」を復活させ、勝負強さを取り戻すことができるか。そのすべてを新人監督に求めるのは酷だろう。監督1年目の“難しさ”を考えると、残念ながら最下位予想だ。