昨年大みそかに行われた「第73回NHK紅白歌合戦」で、司会を務めた女優の橋本環奈(23)が絶賛されている。初めての大役かつ約4時間半に及ぶ長丁場だったが、声は通り滑舌も良く、進行もスマート。ほぼ完璧な司会ぶりだった。さらには、大ブームになった「きつねダンス」を乃木坂46のメンバーらと踊るなどノリの良さも見せ、SNS上では「上手すぎてびっくりした」「見ててヒヤヒヤする場面もなく終始明るくて良かった」など、称賛の声が集まった。
【写真】昨年の紅白の視聴率を左右すると言われた「伝説の歌姫」はこの人
紅白の司会といえば、朝ドラや大河ドラマをはじめNHKの番組に貢献した芸能人が起用されることが多い。一方、橋本の場合、知名度は高いがNHKの番組への出演経験は少なく、司会に選出された際はネット上では疑問の声もあった。
「でも、ふたを開けてみれば、大成功の人選でした。国民的番組の司会を完璧にこなしたことで、橋本に対して人気先行の芸能人ではなく、実力も伴っていると見直した人も多いと思います。ただ、彼女は努力家なのでその予感はありました。映画やドラマに携わるスタッフの名前を全部覚え、しっかりコミュニケーションを取っていると、以前にマネージャーが明かしていました。さらに、出演者と食事をする際も、車やバイク、小説など、どんな話題が出てもすぐに理解して話を切らさず、もし、その場で分からないことがあったら、自宅で徹底的に勉強しているそうです」(テレビ情報誌の編集者)
昨年12月に行われた映画の舞台あいさつでは、共演の吉沢亮が橋本について変顔のシーンを撮る際に端っこで猛練習していたことを明かし、「めっちゃストイック」とコメントしていた。紅白司会の準備にも余念がなかったのだろう。
また、今回の紅白では、その堂々とした司会ぶりも好評だった。努力家というだけでなく、肝の据わった性格もプラスに作用したのかもしれない。
「Woman type」(2022年8月1日配信)では、「基本、なるようになる精神なんです」と告白。たとえ、失敗したとしても失敗から得られることもたくさんあると話し、心地の良いぬるま湯にずっといても、他のお風呂がどれだけ冷たいか熱いかなんて一生分からないと力説。想像以上に熱いお風呂に入っても、このお風呂はやけどするくらい熱かったということが学べれば、それは経験であって失敗ではないという持論を語っていた。