最近、松江がエンジニアに選ばれる理由にもう一つの要素が加わった。3歳の子どもの父親で昨年、東京から移住したパソナテックの田窪大樹さん(32)は、同市がRubyを学校教育にも取り入れ、IT企業も頻繁にプログラミング教室を開くという環境が、子育て世代には魅力だと話す。
田窪さん自身もいま、島根大学や地元の専門学校で、IT人材育成の授業をしたり、カリキュラム開発に関わる。
「東京にいたら絶対こんなチャンスはなかった。やりがいを感じますし、松江への愛着が湧いてきました」
(編集部・石臥薫子)
※AERA 2018年10月8日号より抜粋