●スーパーマンなれない

 2人を風呂に入れて寝かしつけ、翌朝には子どもたちに朝食を取らせ、保育園に送っていく。毎日が過重労働だ。飲み会もほとんど行かなくなり、職場と家庭と保育園を往復する日々。それでも手が足りず、大学の研究職で現在は非常勤の妻が若干多めに家事と育児をこなしている。

「職場は残業もほとんどなくホワイトなのに、時間がまったく余らない。妻のサポートがあってこの状態です。こんな生活がいつまで続くのか。妻のキャリアを考えれば応援したいが、妻が常勤になったら本当に生活は立ち行くのか。仕事と家庭の両立なんて、土台無理だったのでは」(男性)

 夫婦ともに疲弊している。男性には若干後ろめたさもある。

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?
次のページ