仕事と家庭に引き裂かれ、家事と子育てという終わらないタスクに追われ、ジレンマを抱える。仕事と家庭と真剣に向き合う男性ほど苦しみ、男性間にも断絶が広がっている。いうなれば、「男男格差」だ。その図式は、かつてワーママたちが歩んだ道にも似ている。
恋バナ収集ユニット、桃山商事の清田隆之さん(37)と森田雄飛さん(37)は、一部の男性のありかたが、仕事と家庭の両立を選んだ男性の怒りを買っていると語る。
「家事に参画している『つもり』の男性が、依然として多い。表面だけ『イクメン』『イクボス』を気取る人や、妻によってお膳立てされたハードルの低いタスクをこなすだけの夫は、問題の本質を見失わせる害悪でしかない」
大した家事を負担していない男性ほど、大げさに騒ぐ。