「マルちゃん正麺」や「麺づくり」でおなじみの東洋水産から、新たなカップ麺が誕生した。ダウンタウンの松本人志が出演するCMで知名度が上がってきている「MARUCHAN QTTA(クッタ)」。超スナック系フレーバーとして新たに登場したのが、ハンバーガー味とフライドチキン味だ。味をまったく想像ができない……。さっそくコンビニに走った。
10月に発売されたMARUCHAN QTTAシリーズの新商品は、ハンバーガー味とフライドチキン味。カップ麺とファストフードという、健康に気を遣う人には敬遠されそうな組み合わせなのだが、この奇抜な味を開発した狙いを、東洋水産CSR広報部に聞いてみた。
「インパクトがありながら、誰もが知っているであろう味にすることで、より多くの人に知ってもらい、興味をもってもらうことを狙いとしています」
このシリーズは若者向けで、コンセプトは「しっかりとした食べ応えがあり、食べた後に『はぁ~、くった~』とホッと一息ついて、前向きな気持ちになってもらえるようなカップ麺」だ。
超スナック系フレーバーとして1月に発売した第1弾は、スナック菓子の定番の味ともいえるバーベキューチキン味とサワークリームオニオン味。5月発売の第2弾は、香辛料を利かせたやみつきになる味わいのスパイシーコンソメ味とメキシカンタコス味だった。
そして今回、ハンバーガー味とフライドチキン味が登場。物は試しと、しょっぱいもの好きの記者はコンビニへと走った。
ラーメンといえば、しょうゆやみそといった定番しか選ばないのだが……。まずはハンバーガー味だ。
ふたを開封したとたんに、濃厚なチーズの香りが漂ってきた。さすがは超スナック系。罪深そうな味を予感させる。お湯を注いで3分。いよいよご対面である。完成したスープの香りは”押し寄せる”勢いとなって、むしろ鼻孔をくすぐった。
ハンバーガー味は酸味とチーズを利かせ、焼いた肉の香ばしさとマヨネーズの風味を加え、ハンバーガーのイメージに仕上げたという。
おそるおそる、ラードをまとった平たい麺をすくい上げ、ズズズッと一気にすすった。