夫:1週間に1回ぐらい、お風呂に入りに家に帰ってくるよ。
妻:そのときタイミングがあえば姿を見るけれども、あわなければ見ないままです。
夫:イリオモテヤマネコみたい。
妻:死んでいたらいやだなと思って、メールのやりとりはしています。
――普段は忙しい二人がのんびりできるのが、毎年お正月に行く海外旅行だ。
夫:バンドをやっていたときは、ライブの日程が急に決まるので予定を立てにくくて、いちばん安全なのが年明けの時期だったから。
妻:数年前に丈くんが上座部仏教にはまってからは、上座部仏教を巡る旅をしています。
夫:日本ではお葬式でお経を唱えるけど、西洋のキリスト教と違って、みんなが心にブッダを、という感じではない。それはなぜなんだろうと思って本を読むようになったんです。
妻:たまたま行ったタイやスリランカにオレンジ色の袈裟(けさ)を着たお坊さんたちがいて、日本とは違う形で仏教が浸透している国だったということもあって。
夫 そうなんです。お坊さんがすごく敬われていて、バスではみんな席を譲る。そもそもブッダはどんなことを言っていた人なのか、知りたいと思いました。
■負けない心が生まれる!? ブレスレットの思い出
妻:今年のお正月はインドに行ってきました。ブッダが修行したブッダガヤがすごく面白かった。
夫:何千年も前の景色がそのまま残っていて。きれいなところで、感慨がありましたね。