「魚の缶詰の落とし穴は、ツナ缶。ボイルして植物油に漬けているため、オメガ3系はほとんど入っていないことが多く、オイルバランスが悪いのです」(同)

 外食時のポイントは、前出の林さんが次のようにアドバイスする。

「大原則は、天ぷら以外は和食を選ぶこと。値段を度外視すればDHAやEPAなどが豊富なすしやうなぎがベストです。そばやうどんを食べるときは、トッピングは天ぷらや天かすではなく、わかめや山菜などを選びましょう」

 めん類は昔ながらのしょうゆラーメンはオメガ6系が少なく、悪くないという。ファストフードではかき揚げなどが入った天丼より、牛丼や親子丼など、肉や卵を使った丼がベターだ。

週刊朝日 2017年5月26日号より抜粋