夫:そうですね。まさに「この人」! 日本にずっといて、ここで仕事をしていたら、日本人と結婚してもおかしくないよね。でも、お互いが選んだ相手はたまたま日本人じゃなかった。
妻:まあ、あなたには過去、日本人のガールフレンドもいたんでしょうけど。
夫:そりゃ……まあね(笑)。でも、本当に国籍の問題でも、住んでいる国の問題でもなかったと思う。
妻:ただ、私たち二人ともが、日本が大好き。そのことは大きなポイントだったと思いますね。
夫:僕たち、永住権は持ってるけど、どちらも国籍は日本じゃない。自分たちで選択して、ここに住んでるんです。
妻:私が本格的に栄養を勉強したのも、ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントになったのも、結婚してから。栄養学を学びに大学に入りなおすため、95年から2000年まで、オーストラリアのシドニーにいたんですが、その時も彼は私を応援して、一緒に来てくれました。
夫:僕はリーデル社の日本法人代表として、アジアマーケット全体を見渡す立場。でもそれはシドニーにいてもできるんじゃないか、と会社に交渉しまして。
妻:00年に戻ってきたんですけど、その時も上海に行くか、東京にするか、っていう話もあったんです。
夫:中国経済が発展しつつあって、マーケットとして有望視されてましたから。しかし、いろんな人の意見を聞いたり、夫婦で話し合った結果、やはり東京に帰ることに。
妻:以来、ずっと日本です。もう、海外へ行っても、成田へ降りるとほっとするほどになりました。
夫:僕は出張がなければ、ほぼ毎日会社通勤。朝8時15分には家を出ますね。
妻:朝はすれ違いですね。私は日によって講演があったり、テレビの収録があったり。一日、家で執筆することもあるし。その日その時の仕事によって、生活時間がまちまちなんです。
夫:僕はなるべく、夜は早く帰るようにしています。7時にはだいたい帰ってるよね。