料理は五感といいますが、自律神経も色や香り、音などの影響を受けます。梅雨にちょっとリッチな店で外食するのもいい。鬱々とした気持ちを上げてくれます」

 家で料理を作るときも、美しく盛り付けてみたい。

 小林教授の著書『美しい血液をつくるかんたん極上レシピ』(徳間書店)には、簡単に作れる健康フレンチが載っている。たとえば「納豆サラダ・ライス」。ゆでた白米を、納豆とたれとフレンチドレッシングで和えて、上にみょうがやスプラウトなどをトッピングする。納豆がおしゃれに大変身だ。

「納豆は腸内の善玉菌を育てるので一日1パックとりたい。みょうがやねぎには解毒作用もあります」

 さらに、小林教授は自律神経を整える運動、セル・エクササイズを提案。

「セル=細胞を目覚めさせれば、内臓を強め、体の隅々にまできれいな血液を送ることができます」

 自律神経を整えながら、内臓の血流アップや便秘の解消を図る「腸に効く」セル・エクササイズ。方法は簡単。

(1)足を肩幅に開き、左手で肋骨の下を、右手で腰骨のすぐ上をつかむ。
(2)そのまま骨盤をゆっくり時計回りに8回回し、つづけて逆方向に8回回す。
(3)左右の手の位置を替えて、同様に行う。

 このような簡単な運動なら、どこででもできるし、日々続けられそうだ。

週刊朝日 2015年6月5日号より抜粋

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?