参院当選4回で入閣濃厚と言われた橋本聖子議員(49)が先月、フィギュアスケート界の貴公子・高橋大輔氏(28)への熱烈チューを報じられた。「渦チュー」の人は、入閣見送り。病気と心労で、体重は12キロ減ったという。改造当日は議員会館にすら、姿を見せなかった。
「安倍首相の小姑役を仰せつかっている」として、時に批判的な意見を発していた野田聖子衆院議員(54)。集団的自衛権の議論の中で首相に反旗を翻したことがマズかったのか、党総務会長から無役に。
内閣改造のあった3日はちょうど野田氏の誕生日。都内のホテルで政治資金パーティーが開催された。気遣う周囲をよそに、マイクを持った野田氏は、こんな自虐ネタで会場を沸かせた。
「女性登用の流れの中、総務会長卒業となりました。ひとつ気にかかるのは、もうすでに私が女性と認識されていなくなっているから、(要職に)選ばれなかったのかなあと……」
このあいさつの直前、安倍首相の祝電が紹介された。「今後ますますの飛躍を期待申し上げます」
第1次安倍内閣で防衛相に起用されたものの、2012年の総裁選で石破氏を支援し、首相との距離が遠くなった小池百合子衆院議員(62)。党広報本部長からの昇格も、入閣もなかった。
本誌の直撃取材に「今ちょっと別のことを考えていて、答える余裕がないの。また来てください」と怒りを押し殺して答えた。
小泉内閣で少子化担当相に抜擢された猪口邦子参院議員(62)。「橋本聖子氏のスキャンダル発覚で、色めきたっていた」(自民党関係者)というが、8年ぶりの入閣とはいかなかった。
「私は1度やっていますから。期待していた? うーん(笑)。何を任されてもいいように、しっかり仕事をしていきます」(猪口氏)
次に笑う女性議員は誰だ。
※週刊朝日 2014年9月19日号