長らく発見できなかった、私のやる気スイッチが、一度に大量に見つかったのである。
どこにあったか。
押し寄せるタスクの中に紛れ込んでいたのである。
チビを産んでから急に、母業の山のようなタスクが押し寄せて来た。
例えば、チビの「ミルクを作る」という作業。
これに付随するタスクはこうだ。
湯を沸かし、ポットで保温。
粉ミルクを計り、湯で溶いて、流水で適温に冷ます。
哺乳瓶の洗浄、消毒。
保温ポットの洗浄。
粉ミルク、水の発注。
「オムツ替え」には、お尻拭き、ぬるま湯、コットン、オムツ用ゴミ箱、オムツかぶれ用クリームなどが必要になる。
ということは、管理するものがこれだけ増えるということで。離乳食が始まれば、食べられる物、量、調理法を調べ、子供用の食器、前掛け、椅子、調理道具、食材を準備。食器などの洗い物、汚れ物で洗濯物が増える。
1歳を過ぎる頃までは、毎日何かしら調べ物をして、チビの世話と家事をこなしているだけで、1日があっという間に過ぎていった気がする。