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42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回は、チビの病気でしみじみ感じた「親になるということ」について。
【家族を実感する一コマ…】
* * *
またまたチビが風邪を引きまして。
今度はちょっと強めのウイルスだったようで、食欲がなくなり、焦りました。
うちのチビはかなり食い意地が張っており、これまで一度もそんなことはなかったから。
喉の炎症が酷くて、飲み込むと痛かったようで、うどんを一口、ごくんとやって泣き出しました。
大好きなうどんも食べられないなんて。
代われるものなら代わってやりたい。
それからチビは一切の飲食を拒否。
薬は、薬局でもらったスポイトで、口に差し込んで無理矢理飲ませました。
病院に相談すると、
「そういう時には、カロリーを摂取するために、アイスクリームあげてもいいですよ」
とのこと。
水野美紀
水野美紀(みずの・みき)1974年、三重県出身。女優。1987年にデビュー。以後、フジテレビ系ドラマ・映画『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、映画、テレビドラマ、CMなど、数多くの作品に出演。最近では、舞台やエッセイの執筆を手掛けるなど、活動の幅を広げている。2016年に結婚、2017年に第一子の出産を発表した
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