翌3日のレイズ戦は先発登板を回避したが、指名打者で出場したこの試合で六回にバックスクリーンへ9号本塁打を放ち、首脳陣、選手たちを驚かせた。今後も投手では6人制の先発ローテーションの一角を担い、打者では週3~5試合に指名打者で出場すると予想される。

「フル出場は難しいので本塁打王は難しいかもしれませんが、30本塁打は達成可能な数字だと思います。問題は投手としてどれだけ投げられるか。今でも十分すごいですが、30本塁打と2桁勝利を達成すれば、革命的な快挙だと思います」(地元紙のエンゼルス番記者)

 野球界の常識を変える大谷の活躍から目が離せない。(ライター・牧忠則)

AERA 2021年5月17日号より抜粋